Vol.179:紫式部ゆかりの地<京都府宇治市>

木々の芽もふくらみ始め、段々と春らしくなってきましたね。
今春のお出かけスポットとして、今回は<宇治市>をご紹介したいと思います。
宇治市といえば、平等院鳳凰堂、宇治上神社の世界遺産が有名ですが、
1000年にわたり現在も読み継がれる『源氏物語』の作者である紫式部ゆかりの地としても有名です。
源氏物語を題材としたNHK大河ドラマ「光る君へ」がスタート。
「大河ドラマ展」が3月11日(月)よりオープンします。
桜を観ながら、宇治観光はいかがでしょうか。

源氏物語ミュージアム

「源氏物語」は、1000年以上にわたって受け継がれ、現在でも広く愛されています。
源氏物語は、数え切れないほどのマンガ、ドラマ、映画などにリメイクされており、今年の大河ドラマの題材となっています。

「源氏物語」は、平安時代に宮中で仕えていた紫式部によって創作された恋愛物語であり、全五十四の章から成り立っています。
物語の主人公は光源氏であり、彼は当時の平安時代の華やかな社交界で活躍するプレイボーイです。
光源氏はその才能によって政治の世界でも重要な役割を果たします。
物語の最後の十章は光源氏の子である薫や孫である匂宮を主人公とし、物語は宇治を中心に展開します。
これらの十章を「宇治十帖」と呼びます。

宇治市にある源氏物語ミュージアムは、世界で唯一の源氏物語専門の施設です。
2018年秋にリニューアルオープンした源氏物語ミュージアムでは、物語を楽しみながら学ぶことができます。
新しく設置された体験型展示コーナーでは、平安貴族の華やかな世界を体感することができます。
また、専門の学芸員が案内してくれるので、『源氏物語』に詳しくない人でも楽しめます。

基本情報

開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始
観覧料:大人600円、小人300円
HP:https://www.city.uji.kyoto.jp/site/genji/
アクセス:京阪電車宇治線「宇治駅」より徒歩約8分、JR奈良線「宇治駅」より徒歩約15分

大河ドラマ展

NHK大河ドラマ「光る君へ」の放送に合わせて、お茶と宇治のまち歴史公園にて「光る君へ 宇治 大河ドラマ展 ~都のたつみ 道長が築いたまち~」がオープンされます。
開催期間は令和6年3月11日(月曜日)~令和7年1月13日(月曜日・祝)となります。
大河ドラマ展だけではなく、宇治の史実に関する展示も行われるそうです。

基本情報

開催日時:令和6年3月11日(月曜日)~令和7年1月13日(月曜日・祝)
     午前9時~午後5時(最終入場 午後4時30分)
開催場所:お茶と宇治のまち交流館「茶づな」会議室
     (京都府宇治市菟道丸山203-1)
入場料(大河ドラマ展のみ):大人500円、小人(小中学生)250円
HP:https://uji-dramaten.jp/
アクセス:京阪電車宇治線「宇治駅」より徒歩4分、JR奈良線「宇治駅」より徒歩12分

お出かけの際には、ホームページなどで最新の情報を確認してからお出かけください。

関連記事

  1. vol.83:晩秋の京都は宇治の名所を散策してみよう

  2. Vol.188:2025年は巳年!大豊神社

  3. vol.43:KoIサービスの姉妹アプリ、「いしぶみ巡るっ!」を使った大津まちあるきイベントに参加してきました!

  4. vol.149:<隠れスポット>お花見には府立植物園

  5. vol.51:GWにおすすめする京都のイベント

  6. vol.111:藤森神社のあじさい園をおさんぽ

  1. Vol.196:七夕スカイランタン祭り

    2025.08.01

  2. Vol.195:盛夏の京都で心と体を清める—下鴨神社「御手洗祭」

    2025.07.01

  3. Vol.194:<初夏の庭園特別公開>建仁寺塔頭 両足院

    2025.06.01

  4. Vol.193:伏見の酒蔵めぐり

    2025.05.01

  5. Vol.192:京都・三室戸寺のつつじ

    2025.04.01