Vol.178:しだれ梅と椿まつり

春が待ち遠しい日々が続きますね。
2月といえば、立春。
ひと足早い春の訪れを感じられる花「梅」が咲き始める時期でもあります。
京都にはたくさんの梅の名所がありますが、近年注目を集めている城南宮で開催される「しだれ梅と椿まつり」についてご紹介したいと思います。

しだれ梅と椿まつり


城南宮は京都洛南に位置し、古くから方除け・厄除けの社として親しまれています。
本殿の周りには「源氏物語花の庭」があり、四季折々の花の名所としても知られています。
その中でも特に人気を集めているのが、約150本の「しだれ梅」です。
京都随一の美しさと称されており、多い日には9,000人もの方が訪れるそうです。
しだれ梅が “探梅”(咲き始め)、”観梅”(満開)、”惜梅”(散り始め)と変化する景色も楽しむことができます。
城南宮は椿の名所としても知られており、椿も同時期に咲くため、梅と椿に彩られた庭を観賞できるのも特長のひとつです。
白色や薄紅色の「しだれ梅」と真紅の「落ち椿」、緑色の苔のコントラストは言葉では表現しきれない美しさで、SNSの映えスポットとして注目を集めています。
椿は、本数だけではなく、32の異なる品種も見どころの一つです。
12月から3月にかけて、「乙女椿」や「城南椿」、「光源氏」などの花々が咲き誇ります。
まつりの期間中には、名物「椿餅」の販売もあるそうです。
恒例行事であるしだれ梅と椿まつりは、2024年2月18日~3月22日まで開催されます。
城南宮のウェブサイトの特設ページには、過去11年間の桜の開花状況が記載されているので、こちらを参考にして、今年の見頃を予想するのも楽しいかもしれませんね。
開花状況は常にウェブサイト上で更新されますので、お出かけの際にはぜひご確認ください。
今年度のしだれ梅と椿まつりは、拝観料と拝観エリアが変更となるそうです。

基本情報

所在地:
京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
拝観時間:
9時~16時30分(受付16時終了)
拝観料:
大人(中学生以上) 1,000円
小学生 600円
HP:
http://www.jonangu.com/
アクセス:
地下鉄烏丸線「竹田駅」から徒歩約15分

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