vol.141:レトロな雰囲気が魅力 伏見

京都観光と言えば、清水寺や祇園周辺の東山界隈、そして西側の嵐山や嵯峨野界隈が最も有名です。何度も訪れたくなる京都には、こうしたエリア以外にも多くの人を集める魅力があります。

いつもとは違った名所を訪れたいといった方には、京都市の南に位置する伏見区界隈がお勧めです。今回は、この京都伏見のお勧めスポットを紹介したいと思います。

酒蔵が並ぶ街並みを散策


まず伏見と言えば、酒蔵巡りが有名です。京都伏見は関西では神戸の灘と並び酒造メーカーの多い街です。酒好きの間では、灘の男酒、伏見の女酒と呼ばれていて、丸みを帯びたお酒として有名です。酒蔵のある街並みを散策し、大手酒造メーカーが運営する黄桜カッパカントリーや月桂冠大倉記念館などの施設で試飲を楽しまれるのも良いでしょう。

酒蔵を眺めながら


酒蔵巡りと合わせて琵琶湖疎水を散策されるのもお勧めです。伏見には琵琶湖疎水と宇治川派流が流れており、ここで小さな観光舟に揺られて街並みを楽しむことができます。
この琵琶湖疎水と宇治川派流堤は、京都では穴場の桜の名所でもあり、春なら桜を愛でながら街並み散策ができるスポットです。

【基本情報】
十石石
運行期間:
初夏~初冬

住所:
月桂冠大倉記念館裏 河川沿い

時間:
10:00~16:00
定休日:月曜不定休

アクセス:
京阪中書島駅より徒歩5分

料金:
大人1,200円(中学生以上)・小人600円(小学生以下)

龍馬ゆかりのスポットへ


幕末の激動の歴史の舞台も伏見にはあります。それが幕末を掛け巡り多くのファンがいる坂本竜馬ゆかりの「寺田屋」です。この寺田屋は、坂本龍馬が京都における定宿としていた所です。寺田屋滞在中に刺客が急襲した際に、入浴していたお龍さんが、裸のままで階段を駆け上がり、危険を知らせて難を逃れた言う話は伝説の様に語られています。寺田屋には、この時お龍さんが入浴していたお風呂や駆け上がった階段など、竜馬にまつわる様々なものが展示されており、竜馬ファンならずとも一度は見学したいスポットです。
また寺田屋には現在でも宿泊できるので、ファンの方なら竜馬が駆け巡った幕末に想いを巡らせながら過ごすことができます。

【基本情報】
住所:
〒612-8245  京都府京都市伏見区南浜町263

時間:
10:00~16:00(15:40受付終了)
定休日:月曜不定休 1/1~1/3

アクセス:
京阪中書島駅より徒歩5分

伏見界隈には、以上の他に伏見桃山城・城南宮など多くの観光スポットがあり、ゆっくりと京都の歴史を感じつつ散策できるエリアとしてお勧めです。

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