北野天満宮の梅花祭は、京都を代表する早春のお祭りです。
毎年2月25日に行われ、学問の神様で有名な菅原道真(すがわらのみちざね)公の命日をお祝いします。
境内では約1,500本もの梅の木が紅白の花を咲かせ、美しい景色を楽しむことができます。
北野天満宮とは?
北野天満宮は、平安時代に建てられた神社で、全国の天満宮の中心的な存在です。
道真公を祀っており、特に学問の神様として有名で、多くの受験生や勉強を頑張る人たちが参拝に訪れます。
道真公は梅の花をとても愛していました。
彼が詠んだ和歌「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」(東風が吹いたら、梅の花よ香りを届けておくれ。私がいなくても春を忘れないで)
にちなんで生まれた「飛梅伝説」も有名です。
この伝説では、道真公が大宰府に左遷される際、梅の木が彼を慕って飛んで行ったと言われています。
梅花祭の楽しみ方
・神事と巫女舞
梅花祭では、午前10時ごろから道真公に感謝を伝える厳かな儀式が行われます。
伝統的な巫女舞や音楽の奉納も見られ、神社全体が特別な雰囲気に包まれます。
・梅苑と梅茶
神社の梅苑では、紅白の梅の花を間近で鑑賞できます。
約50種類、1,500本もの梅が咲き乱れる風景は圧巻です。
梅苑の入場者には、温かい梅茶が振る舞われるので、寒い日でもリラックスできます。
・野点大茶湯(のだておおちゃのゆ)
豊臣秀吉が始めたと言われる「野点大茶湯」は、梅花祭の名物イベントです。
屋外でのお茶会が楽しめ、初心者でも気軽に参加できます。
茶道の先生たちが点てるお茶を味わいながら、梅の花を観賞できます。
春の訪れをいち早く楽しめるこのお祭りに、ぜひ訪れてみてください!
お出かけ前に、公式HPで最新情報をご確認ください。
基本情報
所在地:京都市上京区馬喰町
参拝時間:7:00~17:00(※梅苑は9:00~16:00)
入場料:無料(※梅苑は大人1,000円)
アクセス:市バス「北野天満宮前」下車すぐ
公式HP:https://www.kitanotenmangu.or.jp/