Vol.190:梅花祭@北野天満宮

北野天満宮の梅花祭は、京都を代表する早春のお祭りです。
毎年2月25日に行われ、学問の神様で有名な菅原道真(すがわらのみちざね)公の命日をお祝いします。
境内では約1,500本もの梅の木が紅白の花を咲かせ、美しい景色を楽しむことができます。

北野天満宮とは?

北野天満宮は、平安時代に建てられた神社で、全国の天満宮の中心的な存在です。
道真公を祀っており、特に学問の神様として有名で、多くの受験生や勉強を頑張る人たちが参拝に訪れます。
道真公は梅の花をとても愛していました。
彼が詠んだ和歌「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」(東風が吹いたら、梅の花よ香りを届けておくれ。私がいなくても春を忘れないで)
にちなんで生まれた「飛梅伝説」も有名です。
この伝説では、道真公が大宰府に左遷される際、梅の木が彼を慕って飛んで行ったと言われています。

梅花祭の楽しみ方

・神事と巫女舞
梅花祭では、午前10時ごろから道真公に感謝を伝える厳かな儀式が行われます。
伝統的な巫女舞や音楽の奉納も見られ、神社全体が特別な雰囲気に包まれます。

・梅苑と梅茶
神社の梅苑では、紅白の梅の花を間近で鑑賞できます。
約50種類、1,500本もの梅が咲き乱れる風景は圧巻です。
梅苑の入場者には、温かい梅茶が振る舞われるので、寒い日でもリラックスできます。

・野点大茶湯(のだておおちゃのゆ)
豊臣秀吉が始めたと言われる「野点大茶湯」は、梅花祭の名物イベントです。
屋外でのお茶会が楽しめ、初心者でも気軽に参加できます。
茶道の先生たちが点てるお茶を味わいながら、梅の花を観賞できます。

春の訪れをいち早く楽しめるこのお祭りに、ぜひ訪れてみてください!
お出かけ前に、公式HPで最新情報をご確認ください。

基本情報

所在地:京都市上京区馬喰町
参拝時間:7:00~17:00(※梅苑は9:00~16:00)
入場料:無料(※梅苑は大人1,000円)
アクセス:市バス「北野天満宮前」下車すぐ
公式HP:https://www.kitanotenmangu.or.jp/

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