vol.35:1月20日は湯立神楽で無病息災

お正月に成人式とおめでたい行事が続く1月。
先日の三連休でもおでかけしたり、外食に行かれた方は多いのではないでしょうか?
楽しい反面、胃腸の疲れから体がダルく、風邪にかかりやすくなるのもの。
今ではすぐ治る風邪も大昔は「死の病」でした。
そんな風邪を追い払うべく盛んに行われていたのが「お祓い」や「お清め」ですが、今日ご紹介するのはぐらぐらと湧いたお湯で無病息災を願う「湯立神楽」をご紹介します。
 

湯立神楽って?

湯立神楽とは、神楽の一種で、今回紹介する城南宮の湯立神楽では、お湯を沸かし、舞を献上してから笹をお湯のある釜の中に入れ、その笹を振ってお湯を飛ばします。この飛ばされたお湯を浴びると無病息災などのご利益があると言われています。
京都以外では「千と千尋の神隠し」のアイディアソースとなったと言われる長野の霜月祭りが有名です。
 

 

神楽とは?

神楽とは神様に捧げる舞のことを言います。神楽を舞う人は元々修験、巫覡(ふげき)、神職、僧侶などで、禰宜や太夫とも 言われますが、時代の変遷や地域によって様々です。
京都、城南宮では4人の巫女さんが扇の舞と鈴の舞を奉納します。
 

 

なぜお湯をわかすの?

一説によると、お湯の動きに魂の働きを感じとろうとしたことや、神様のご意思をお湯の中に読み取ろうとしたことにあります。もともと、湯立のタテ、タツとは「現れる」ことで、神霊の顕現、つまりはっきりと目で見てわかる姿になって現れることを言います。昔の人はお湯の煮える音に生命力を感じ、立ち上る湯気の中に神様の動きを見てとろうとするなど、お湯の動き、音、においに様々な意味を感じ取りました。
 
1年の始まりに2019年の目標を決めた方も多いと思いますが、何事も健康あってこそ。
今年一年無事に越えられるよう参加されてみてはどうでしょうか。
 
 
開催場所:
城南宮
住所:〒612-8459 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地

参拝料:
無料

時間:
14時から

アクセス:
◆地下鉄烏丸線「竹田」駅下車、徒歩15分
◆近鉄京都線「竹田」駅下車、徒歩15分
◆市バス「城南宮東口」下車、徒歩3分
◆京都駅八条口から京都らくなんエクスプレス(R’EXバス)で平日「油小路城南宮」、土曜日・日曜日・祝日「城南宮前」下車
 

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