vol.49:過去1,800人が参加した4月のイベント!ミッドナイト念仏(4/18、4/19)

平成8年から諸行事のひとつとして誕生した「ミッドナイト念仏」。
このネーミング、一度聞いたら忘れられない響きです。
毎年夜を徹して行われているこの行事は今年でなんと22年目だそうです。
国宝三門の楼上で夜の8時から朝の7時まで行われ、参加者は浄土宗の熱心な檀家信徒が中心ですが、
最近は若い世代やカップル、友人同士の参加も少なくありません。
過去最高で1800人もの人が参加したこともあり、深夜24時をまわっても木魚念仏をするために一時間も待つという状況だったそうです。
 
参加は無料で、申込みも不要なので誰でも気軽に参加できるのは旅行者にとってありがたいですよね。
もちろん知恩院にとっては重要な法会ですので冷やかしは厳禁ですが、こういった仏縁は機会がなければ得られないものです。
法然上人が説いた「易行往生」
「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで救われる。
そのココロは体験してみないとわからないものでしょう。
京都の春の終わりに、ミッドナイト念仏で体験してみてください。
 

 

ミッドナイト念仏ってどんな祭り?

ミッドナイト念仏は、浄土宗開祖法然上人の命日法要である御忌大会(ぎょきだいえ)内での一つの行事です。
もともとは参加者も100人ほどのひっそりとしたものでしたが、メディアやSNSの広がりから知名度が高まり、
休日と法要が重なった年には、参加者が1800人にものぼるなど、大変な人気イベントとなりました。
 

何が面白い?見どころ

ミッドナイト念仏の魅力のひとつは、普段では決して足の踏み入れることのできない知恩院の国宝、三門の中に入ることができるという点です。
お堂の中には中央に釈迦如来座像、そのまわりには十六羅漢像が安置されています。
また天井には麒麟(きりん)や迦陵頻伽(かりょうびんが)*の姿が描かれていて、これら荘厳な空間にただただ感動するばかりです。
 
もうひとつ人気の理由は「一体感」です。
一人にひとつずつ小さな木魚が渡され、お坊さんに合わせて堂内にいる全員で「南無阿弥陀仏」と唱えて木魚でリズムをとります。
「清々しい気持ちになった」
「一緒に音を奏でられることに感動した」
「初めてだったけれど心が落ち着いた」
など比較的ライトな参加者でも親しめることが人気の秘密です。
 
*迦陵頻伽・・・上半身が人で、下半身が鳥の仏教における想像上の生物。その名は「美しい音」を意味し、仏に次ぐと言われる美声で歌い、楽器を奏でながら宙を舞って極楽浄土の魂たちを慰めます。
 
 
場所:
知恩院(三門楼上)
 
住所:
〒605-8686 京都市東山区林下町400
 
アクセス:
(京都駅からバス)
市バス206系統→(約23分)→知恩院前→(徒歩5分)→知恩院
(京都駅から電車)
地下鉄烏丸線→(約6分)烏丸御池駅→地下鉄東西線乗り換え→(約5分)
→東山駅→(徒歩8分)→知恩院
 
時間:
2019年4月18日(木) ・ 19日(金) 20:00〜7:00
 
費用:
無料
 

 

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