この週末の京都市の予想最高気温は5月25日㈯が34℃、5月26日㈰は35℃と夏日の予報です。
昨年、京都市で熱中症により救急車で運ばれた方は1,550名と(京都消防局より)、年々増加傾向にあります。
気温が高くなる7月、8月に多く発生していますが5月でも気温の高い日は注意が必要です。
特に炎天下の屋外だけでなく、屋内や夜間・午前中の時間帯にも熱中症の症状が起こりますので予防方法を確認し、症状の重症化を未然に防ぎましょう。
旅行者のための熱中症予防
熱中症が起きてしまう理由は、気温が高い環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能がうまく働かないことが挙げられます。
そのため、以下の熱中症対策のポイントをチェックしてみてください。
1.炎天下での長時間の行動は避けましょう
2.適度な休憩をとり、十分な水分補給をしましょう
3.体調がすぐれないときは、無理をせず十分休みましょう
4.屋外では帽子や日傘を使用し、直射日光を避けましょう
旅行中のスケジューリングポイント
屋外が30℃を超えると、それに反してキンキンに冷えているのが飲食店などのお店です。
入った瞬間は気持ちが良いですが、身体は急激な温度変化についていけず自律神経が狂うとも言われています。
気温の上昇が激しい朝の10時から15時の時間帯は日陰や屋内で過ごせるようスケジューリングしたり、観光地間の移動はなるべく徒歩では行かず乗り物を利用するなどの工夫をして急激な温度変化のショックを和らげましょう。
また、「せっかくの旅行だから」と無理をしないようにする気持ちが大切です。
気温の高さで普段より体力の消費が激しく、体に無理が効かない状態だと認めて、ドライブのように2時間に1度はお茶休憩をするようにすると楽しい旅行として思い出に残ります。
熱中症対策の定番「涼しい服装」とは?
熱中症対策としてすすめられる「涼しい服装」ですが、どういったものが涼しい服装なのでしょうか?
以下にポイントをまとめてみました。
素材:
綿、麻、ポリエステルなどの吸水性と速乾性に優れた素材がおすすめです。
デザイン:
ゆったりとした服として、襟ぐり、袖口、胴回り、など体と服の間に風が通る服装が良いです。
色:
白や淡い色など熱を吸収しにくい洋服がおすすめです。黒などの濃い色は熱を吸収するデメリットはありますが紫外線対策としては有効なのでうまく組み合わせる必要があります。
肌着:
吸水性や速乾性の高い肌着を着る事で汗の蒸発を助けてもらえるので、何も着ない場合とくらべて効果があります。
旅行中に持ち歩きたい熱中症対策アイテム
熱中症にかかりやすいのは乳幼児などの子供や、高齢者が主に挙げられます。
体調不良の方や持病がある方はもちろんですが、どの年代においても男性が熱中症になりやすいというのも意外なポイントかもしれません。
ファミリーでの旅行ではお互いが十分気をつけるとして、最低限持っておきたい熱中症対策アイテムが以下のものです。
・日傘
・帽子
・塩分のチャージができるアメやタブレット
・スポーツドリンク、水、麦茶など
・瞬間冷却剤などの保冷剤グッズ
荷物がかさばってしまうのは嫌かもしれませんが、急に熱中症になってしまった場合の応急処置にも使えますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
熱中症になってしまったら
(出典:環境省HP)
どんなに気をつけていても熱中症になってしまうかもしれません。
もし一緒に行動している方が熱中症になったら以下の手順で対処しましょう。
1.日陰などの涼しい場所に移動しましょう
2.衣服でゆるめられる部分はゆるめ、ぬれタオルや保冷剤などで、首やわきの下、太もものつけ根を冷やしましょう
3.スポーツドリンクなどで水分や塩分を補給しましょう
4.3までで症状が回復しなかった場合、医療機関で診察を受けましょう
同行者に熱中症を疑う症状が現れた時、呼びかけに対して応えられていないと思われた場合はためらわずに救急車を呼びましょう。
夏本番にはまだ涼しく、動きやすい季節ですが、気温の高い日は油断できません。
対策を万全にし、予兆を感じたらすぐに適切に対応できるようにしておきましょう。
京都に旅行に来られる方が少しでも快適に過ごせるよう、楽しい旅になるようKoIサービスは願っています。
環境省による熱中症対策についてはコチラ
http://www.wbgt.env.go.jp/doc_prevention.php
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