暦の上ではもうすぐ春ですね。
なかなか暖かくなりませんが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
<【海の京都】(京都府北部)の観光スポットご紹介 全6回シリーズ>の第4回目は、<日本屈指のパワースポットin【宮津市】>をご紹介したいと思います。
籠神社(このじんじゃ)
籠神社(このじんじゃ)の正式名称は「丹後一宮 元伊勢 籠神社」(たんごいちのみや もといせ このじんじゃ)と言います。
元伊勢とは、三重県にある伊勢神宮の元(伊勢神宮のふるさと)という意味です。
籠神社の奥には、現在パワースポットとしても有名な眞名井神社がある眞名井原に豊受大神(とようけのおおかみ)をお祀りする吉佐宮(よさのみや)がありました。
宮中に祀られていた天照大神(あまてらすおおみかみ)が新しい居住地を探して全国を旅していたところ、豊受大神がおられる縁からこの地に遷り、豊受大神と共に吉佐宮(よさのみや)という宮号で4年間暮らしました。
その後、天照大神は伊勢神宮(内宮)に遷られ、約450年後に豊受大神は天照大神に呼ばれ伊勢神宮(外宮)へ遷られました。
本宮を奥宮眞名井神社(吉佐宮)の地から現在の籠神社の地へ遷し、社名を吉佐宮(よさのみや)から籠宮(このみや)と改め、天孫彦火明命が主祭神として祀られています。
全国に天照大神が住まわれたという「元伊勢」がありますが、天照大神と豊受大神が一緒に住まわれたのは、宮津市の籠神社だけです。
籠神社には、 新月(朔)と満月(望)にしか入手できないお守り 「産霊守(むすひまもり)」 があります。
「産霊(むすひ)」とは、天地万物を生成、成長させる霊妙な力を意味します。
何かを新しく始めたいときや、現在取り組んでいることを成長させたいときに、このお守りを入手してみてはいかがでしょうか。
基本情報
丹後一宮 元伊勢 籠神社
所在地:宮津市字大垣430
電話:0772-27-0006
開門時間:午前7時30分~午後4時30分(※季節により変動あり)
アクセス:天橋立駅より徒歩60分、自転車20分
ホームページ:https://www.motoise.jp/
眞名井神社(まないじんじゃ)
籠神社から真名井川を渡り、500メートルほど山側に坂を登った場所に「奥宮 真名井神社」(おくのみや まないじんじゃ)があります。
本殿の裏に約2500年前からそのままの形で祀られている古代の祭祀場「磐座(いわくら)」があり、豊受大神や天照大神をはじめとする日本神話で活躍する神々が祀られています。
境内には「天の眞名井の水※」という御神水が湧き出ています。
この「眞名井」という名称は最も清浄な水に冠される敬称です。
拝殿前の鳥居には、水を司る使者である神龍が左右に鎮座しています。
神社に伝わる話によると、この水は三代目祖神の天村雲命(あめのむらくものみこと)が神々の世界に足を運んで持ち帰った水が由来と考えられているそうです。
心願成就から縁結びまで幅広く幸福を招き寄せてくれる御神水として知られており、ご利益を求めて全国から多くの人がこの御神水を汲みに来られています。
眞名井神社にも、強い魔除けのご利益がある「大桃守」というお守りがあります。
参拝した人だけに授けて頂けるお守りのため、参拝した際には手に入れて帰りたいものです。
基本情報
眞名井神社(別名称:久志濱宮(くしはまのみや))
所在地:宮津市大垣小字諸岡86
問合せ先:0772-27-0006(丹後一宮 元伊勢 籠神社)
開門時間:午前7時30分~午後4時30分(※季節により変動あり)
アクセス:籠神社から徒歩7分
HP: https://www.motoise.jp/
籠神社、眞名井神社ともに「天橋立」のすぐそばにあります。
ただし天橋立駅からは距離があるので、車でない方は、レンタサイクルや観光船を利用するのがおすすめです。
体力に自信のある方は、散歩がてらに松林と海に囲まれた天橋立を歩いて渡るのもおすすめです。(※徒歩約60分かかります)
次回も<【海の京都】(京都府北部)の観光スポットご紹介 全6回シリーズ>をお届けします。
お楽しみに!
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