9月の京都はまだまだ暑く…秋の気配を感じるには早い時期です。
そんな時期に行われる清水寺の青龍会は、地域を守り、災いを避けることを祈るための荘厳な行事です。
青龍会では、観音様の化身とされる青龍が、法螺貝(ほらがい)を吹く人や四天王、夜叉神などに守られながら、町とお寺を巡ります。
青龍会
青龍会は毎年3月15日、4月3日、9月15日に行われます。
特に今年2024年は辰年で、特別な意味を持つのではないでしょうか。
行事はまず、清水寺の奥の院で「八功徳水の儀」という儀式から始まります。
この儀式では、極楽浄土の池にあるとされる特別な水を使います。
その後、青龍と一緒に行列は地主神社や音羽の滝などを巡ります。
音羽の滝は、夜になると龍が飛んできて水を飲むという伝説があり、清水寺の象徴的な場所です。
清水寺の石段を降りてくる約18メートル青龍の姿はとても迫力があり、地域の人々や観光客にとって大きな魅力です。
約50人の参加者が荘厳な衣装を着て行うこの行事は、清水寺の歴史と信仰の深さを感じさせるものです。
青龍会は、地域の守護と人々の平和を祈るだけでなく、悪縁を断ち、良縁を結ぶと信じられています。
2024年辰年に行われる青龍会を、ぜひ体験してみてください。
基本情報
開催日程:2024年9月15日
時間:14:00~
場所:清水寺
料金:高校生以上500円、小中学生200円
アクセス:市バス206「清水道」から徒歩10分
ホームページ:https://www.kiyomizudera.or.jp/event/seiryu_e.php