2022年新たな年を迎えました。今年1年が良い年になるように今回は京都の節分祭についてご紹介します。
そもそも節分とは、どんな日なのでしょうか。
旧暦では春から新年が始まるとされていました。すなわち立春が年初めですが、その前日が節分だそうです。旧暦でいうと大晦日にあたります。
その結果、節分は2月3日とは限りません。ちなみに昨年(2021年)は2月2日でした。
2月3日以外の日になったのは36年ぶりだそうです。
その為、節分は2月3日だと思っている方も多いのではないでしょうか。
京都では節分の日に多くの寺社で節分祭が行われます。そこで今回は「四方参り(よもまいり)」についてご紹介します。
「四方参り(よもまいり)」とは、京都には御所を中心に四方の鬼門を護る4つの神社があります。
その4社にお参りすることを「四方参り(よもまいり)」と言うそうです。
節分の夜、邪気(鬼)はまず、北東の表鬼門にあたる「吉田神社」に現れ、吉田神社を追われ、次に南東の「八坂神社」、南西の裏鬼門「壬生寺」、そして最後に北西の「北野天満宮」まで逃げてきて、北野天満宮の福部社の中に閉じ込められるそうです。
豆まきをして、美味しい恵方巻を食べて、「四方参り(よもまいり)」で邪気を払い立春を迎えてはいかがでしょうか。
吉田神社
平安京時代(859年)に平安京の守護神として創建されました。
今年は、節分の2月3日を挟んで節分前日祭、節分当日祭、節分後日祭と3日間行われます。室町時代から続く節分祭は、例年50万人が訪れる一大行事です。
基本情報
参拝時間: 節分祭中の参拝時間は、公式HPでご確認ください。
拝観料: 無料
アクセス: 京阪電車「出町柳」駅より徒歩20分
吉田神社 公式HP
八坂神社
平安京遷都(794年)以前より鎮座する古社で、「祇園さん」と呼ばれ親しまれています。今年は、残念ですが舞踊・舞楽奉納、豆撒きおよび景品の福引・甘酒の接待は中止とのことです。
基本情報
参拝時間: 24時間可能 社務所9:00~17:00(節分祭 公式HPをご確認ください)
拝観料: 福豆初穂料300円、御剣守初穂料500円
アクセス: 京阪電車「祇園四条」駅より徒歩5分
阪急電鉄「河原町」駅より徒歩8分
八坂神社 節分祭 公式HP
壬生寺
壬生寺は(991年)に創建されました。節分会が2月2日~2月4日までの3日間行われます。壬生狂言「節分」が2月2日、3日に公開されます。
基本情報
参拝時間: 9:00~16:00
拝観料: 境内拝観料は無料。資料館などは有料。
アクセス: 阪急電鉄「大宮」駅より徒歩7分
壬生寺 公式HP
北野天満宮
平安時代中期(947年)に菅原道真公をお祀りしたのがはじまりと言われています。
今年の北野天満宮節分祭追儺式(ついなしき)は2月3日の10:00から行われます。
基本情報
参拝時間: 9:00~16:30
拝観料: 境内は自由参拝、宝物殿は大人300円
アクセス: 京福電鉄(嵐電)「北野白梅町」駅より徒歩7分
北野天満宮 公式HP
尚、拝観時間など変わる可能性があります。お出かけ前に公式HPなどで最新の情報を確認してからお出かけください。