京都の南部にある宇治田原町では♡マークで一躍有名になったお寺があります。
茶畑が広がる山あいにひっそりと佇むお寺、正寿院です。
古来より魔除けとして用いられた「猪目」の形はハート型そのもの。
客殿の壁にあけられたハート型の窓からは四季に合わせた色合いが楽しめ、
カップルだけでなく、若い方から年配の方まで広く愛されています。
夏の特別企画、正寿院の風鈴祭り
入り口から境内までの小道に飾られた風鈴の数はなんと2,000個。
ひまわりなどの夏の花や、可愛らしい絵付けのもの、涼やかなブルーの風鈴など種類も様々。
ハートに負けないフォトジェニックな写真が撮れること間違いなしです。
正寿院は暑い暑い市内からは少し遠いので、気温も5℃ほど変わるとか。
さらに、気温だけでなく風鈴の見た目や音などを五感で楽しんでもらいたいと、様々な仕掛けがあります。
また、境内ではお茶とお菓子が頂きながら庭を眺め、ゆっくりすることができるので、
特に都会から旅行に来られる方にとっては、田原町の自然と自慢のお茶で五感を刺激してリフレッシュする機会としておすすめです。
風鈴は厄除けアイテムだった?
風鈴の原型は、お寺に吊るされている、「風鐸(ふうたく)」という青銅製の鈴のことを指しました。
占いに使われることもありましたが、音が聞こえる範囲は聖域とされ、災いが起こらないとも考えられています。
お寺から一般家庭に伝わった際には、家屋の南西(裏鬼門)に吊るして、厄除けアイテムとして広まっていきました。
風鈴の「りーん……」という音色で涼しく感じるのは、日本人が「そういう感性をもっていた」ということだそうです。
猛暑が続く現代でも、そういった感性は大事にしていきたいですね。
基本情報
住所:
京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
時間:
9:00~16:30
アクセス:
JR・京阪宇治駅から京阪バス(維中前・緑苑坂工業団地前行)で「維中前」バス停下車。そこからコミュニティバスで奥山田バス停
*風鈴まつり期間中の(7月1日〜9月18日)土日祝と平日の月曜・金曜・お盆に運行
*駐車場は60台分ほどで、紅葉の季節でなければ停められないほどではないです。ただ、お寺までの数十メートルは車1台分のスペースの道が続きます。
参拝料:
500円(縁側でのお茶とお菓子、猪目窓への入場料込)
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