3月初旬に開催される夜間特別拝観。
紅葉や桜の美しさで知られる高台寺では年に数回、一定期間のみ夜間拝観が行われます。
ふだんは夕方には閉まってしまう寺院の、夜にみせるうっとりする景色を堪能しましょう。
秀吉も見てみたかった3月京都の夜間拝観
高台寺は豊臣秀吉の正室、北政所ねねが建立したお寺です。
このお寺はねねが秀吉の死後、その魂を弔うために建立したもので、文化人や武家の妻たちが集まったと言われています。
境内では秀吉の時代に花開いた桃山文化を伝えるスポットが多く残っています。
建立時からある開山堂や、小堀遠州が作庭した庭園、伏見城から移築された茶室など当時の最先端技術でつくられたものを鑑賞することができます。
高台寺には仏法の守護神である龍が潜んでいます。
ねねの御所車と秀吉の御船の天井板が使われた開山堂の天井に描かれていたり、屋根が龍の背中のように見えると言われる臥龍廊(がりょうろう)があります。
どんな姿かぜひ見てみてください。
いまでこそ京都では寺社仏閣の夜間拝観が一般になりましたが、その先駆けとなったのがこの高台寺です。
ライトアップはもちろん、波心庭や勅使門でプロジェクションマッピングを行ったり音楽とかけわせたりしながら鑑賞者の心に感動を与えます。
アンドロイド観音を開発するなど最先端技術を柔軟に取り入れる高台寺なので、今後の活動にも注目していきたいお寺です。
合わせて行きたい圓徳院
高台寺の塔頭のひとつである圓徳院は高台寺から徒歩2分ほどの距離にあり、京都の中では混雑しないことから夜間ライトアップの穴場とされています。
高台寺の夜間拝観と同じ期間に北庭とよばれる庭園がライトアップされます。
この庭園は伏見城の前庭を移築してきたもので、安土桃山時代にはよく見られた庭のつくりをしています。豪華で美しい庭を座ってゆっくり眺めていたい、心落ちつくスポットです。
【高台寺/基本情報】
春の特別拝観 日没後ライトアップ
期間:
2020年3月6日(金)~5月6日(水・祝)
住所:
〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町526
時間:
9:00~22:00(日没後ライトアップ/ 21:30受付終了)
アクセス:
京都駅から市バス206で「東山安井」バス停から徒歩10分
参拝料:
大人600円 中高生250円 3箇所(高台寺、掌美術館、圓徳院)共通割引拝観券 900円
【圓徳院/基本情報】
春の特別拝観 日没後ライトアップ
期間:
2020年3月6日(金)~5月6日(水・祝)
住所:
〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町530
時間:
10:00~22:00(日没後ライトアップ/ 21:30受付終了)
アクセス:
京都駅から市バス206で「東山安井」バス停から徒歩7分
参拝料:
大人500円 中高生200円 3箇所(高台寺、掌美術館、圓徳院)共通割引拝観券 900円
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