みなさんの地域にもとんど焼き・どんど焼き・左義長と呼ばれる火祭の風習がありませんでしたか?
とんど焼きは今ではお守りや破魔矢、書き初めなどをもっていき焼いてもらう行事となっていますが、本来はお正月に歳神様をお迎えするために飾った正月飾りを、正月の終わる小正月(1月15日)に焼いて歳神様をお見送りするといったものです。
とんど焼きでは一年間の幸せを願い厄災を除けるもので、もともとは宮中の年間行事でした。
そのため今でも神社では神事をして行われます。
今回は全国屈指の厄除け神社、石清水八幡宮の焼納神事をご紹介します。
石清水八幡宮の焼納神事とは?
1月19日(日)、京都府八幡市にある石清水八幡宮で焼納神事が行われます。
この儀式は前年の古いお札やお守りなどが焚き上げられ、大きく立ち上った炎で穢(けがれ)を清めます。
本殿で儀式を終えた神職たちが神火を掲げて護摩が設置された広場へやってきます。
四方から護摩へ点火してから祝詞を奏上し、その間に積み上げられた古いお札やお守りに炎が立ち上り始めます。
その炎に向かって神楽鈴を手にした巫女さんが祓神楽を献上、神職は祓串を投げ込みます。
焼納神事ではこの炎で清められた「厄除開運餅」が先着1,500名に方に振る舞われます。
このお餅を食べると1年間無病息災で過ごせるとあって、とても人気が高く、配布後はすぐになくなってしまいます。
石清水八幡宮へ行ったらこれはゲットしてほしいもの
走井餅
石清水八幡宮のお参りに欠かせない「やわた名物」、それが「走井餅(はしりいもち)」です。
走井餅のかたちは丸ではなく長方形という独特のかたちをしています。
これは刀の刀身に似せていて、平安時代の刀鍛冶の名匠・三條小鍛冶宗近が「走井」で名剣を鍛えたという故事にちなんでいます。
剣難を逃れ、開運出世の縁起を担いだものと伝えられています。
石清水八幡宮には境内店があり、土日祝や行事の日に営業されていますのでぜひチェックしてみてください。
八幡御神矢
八幡御神矢はいわゆる破魔矢で、石清水八幡宮では御神矢と言われています。
御神矢は神様が悪いものが家に侵入した際に、矢でもってやっつけるためのものです。
厄災を払い除ける神様として名高い石清水八幡宮のものであればそのパワーも絶大です。
実は、その御神矢を飾るための道具に「御神矢奉斎具」というものがあります。
これはネットなどでは取り寄せることができないので、参拝した際にはぜひゲットしておきたい一品です。
基本情報
焼納神事 日時:
2020年1月19日(日)10:00〜
住所:
〒614-8588 京都府八幡市八幡高坊30
アクセス:
京阪電車「石清水八幡宮駅」⇒参道ケーブル「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩5分
参拝料:
無料
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