建物の隙間の奥に見える煉瓦造りの建物は旧京都電燈伏見発電所で1902年頃の竣工といわれています。
京都電燈は伏見や京都の市街地に電気を供給するだけではなく、現在の叡山電鉄も運営していました。
この発電所は電力需要の高まりによって作られた火力発電所です。
この近辺は東浜南町、西浜町と水運に関係した地名のとおり、もともとは船着き場で、船による物資の輸送が盛んな場所でした。
そのため、発電のための燃料である石炭を舟で輸送するのに適していたためここに発電所が立地したのです。
平成29年12月18日 語り部:井上 学